以前私は仕事で月に1回東京へ、また年に数回全国を周っていました。
鉄道が好きなのでよっぽどのことがない限り鉄道で移動しています(関西在住ですが北海道へも鉄道で行っていたくらいです)。
飛行機だとマイレージが貯まるのですが、鉄道には基本マイレージがありません。
いかに安くお得にと考えた結果、JR西日本の▶️J-WESTカード、その中でもOSAKA STATION CITY J-WESTカードを移動の際のメインカードとして利用しています。
2021年2月からは、J-WESTゴールドカードも発行されますが、私自身特典の恩恵が受けにくく今のカードをそのまま利用する予定です。
- 理由1.東海道・山陽・九州・北陸新幹線とJR西日本・四国・九州の在来線特急に安く乗れる
- 理由2.e5489でWESTERポイントが貯められる・使える(2023年4月1日から)
- 理由3.OSAKA STATION CITY J-WESTカードなら大阪駅での買い物でポイントが通常のJ-WESTカードより多い3%還元
- 理由4.2023年3月22日スタートの「モバイルICOCA」でWESTERポイントがより貯まる
- 2018年3月12日からはApple Payにも対応
- 2023年3月発行分からはリアルカードはコンタクトレス(タッチ決済)に対応
- どのカードを選ぶか
- エクスプレス予約を使わなくなったら「スイッチサービス」を使って(ベーシック)へ戻す
- 2021年2月、ついにゴールドカードが登場!
理由1.東海道・山陽・九州・北陸新幹線とJR西日本・四国・九州の在来線特急に安く乗れる
一番の理由はこれです。
まずは新幹線。月1回は東京に行くので東海道新幹線にも乗れる「エクスプレス予約」は必須。
年会費1,100円はかかりますが(エクスプレス)にしています。
2017年9月2日より、J-WESTカード(エクスプレス)、JR東海エクスプレス・カード、JR東日本のVIEWカード以外のカードでも使える「プラスEX」が山陽新幹線区間にも対応、「エクスプレス予約」に統合されたため、別途申し込めば(ベーシック)でも「エクスプレス予約(プラスEX会員)」が使えるようになりました。
しかし年会費が通常会員と同じ「エクスプレス予約(プラスEX会員)」には、乗車区間に応じて付与されたポイントを使ってグリーン車に乗車できる「グリーンプログラム」がありません。
(※「グリーンプログラム」は2023年12月31日乗車分でポイント付与が、2024年6月30日予約分で完全終了となります)
東海道・山陽新幹線に乗る機会が多ければ、それだけグリーン車に普通車と同じ値段で乗れる可能性が多くなります。
迷わずグリーンプログラムのある(エクスプレス)を選びましょう。
東京−新大阪の普通車指定席は通常14,720円なのが、「エクスプレス予約」ならいつでも13,620円(2023年9月30日予約分からは14,230円)。
3日前までに予約の「EX早特」などの早特商品を使うとさらに安く、また「EXグリーン早特3ワイド」なら普通車指定席と1,200円〜1,800円プラスするとグリーン車に乗ることができます。
また山陽・北陸新幹線と在来線特急についてもJ-WESTカード所持者だけが買える「e早特1」「eきっぷ」「eチケットレス特急券」というお得なきっぷがあります。
とくに「eチケットレス特急券」は、当日の購入も可能で大阪ー金沢の指定席が2,310円(乗車券を足すと通常7,790円が7,150円に)、グリーン車が5,600円(乗車券を足すと11,450円が10,440円に)、またこちらは「eきっぷ」と同額ですが、岡山と高松を結ぶ快速「マリンライナー」のグリーン車に関しては通常のグリーン車料金が1,000円のところ、470円と半額以下となってお得ですよ。
そのお得な範囲が東京から金沢までの北陸新幹線と北陸以西の西日本、四国、九州のエリアまで広がっています。
(エクスプレス)なら「エクスプレス予約」でこれに東海道新幹線が加わり、さらに範囲が広がります。
JR東日本・JR北海道の同様のサービスに「えきねっと」がありますが、こちらは使えるクレジットカードに制限がないので、J-WESTカードさえ持っておけば、東海地区の在来線特急を除いたほぼ全てのエリアでお得に列車に乗ることができます。
▶️在来線特急等のネット予約サービスについて|JR東海 [PDF]
また2020年4月1日からは、唯一の定期寝台列車「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」の個室・寝台の予約もできるようになりました。
さらに指定席料金で乗れるノビノビ座席が、さらにお得になるノビノビ座席用の「eきっぷ」も、同じく4月1日より発売されていますよ。
2023年9月30日からは(エクスプレス)じゃなくて(ベーシック)でいいかも
2023年9月30日から「エクスプレス予約」のサービス改定により、「グリーンプログラム」が終了(代わりに乗車区間に応じて「EXポイント」「WESTERポイント」「JRキューポ」を付与)、運賃が改定(東京−新大阪は13,620円から14,230円となり、さらには超繁忙期・繁忙期・閑散期運賃を導入)され、お得感が激減します。
東京−新大阪1回分でもとが取れていた年会費は3回の乗車が必要となり、東京−新大阪を6回乗れば「のぞみ」1回分のグリーン車のポイントが貯められたのが、1回乗車で83円分のEXポイントしか貯まらず、6回乗っても498円にしかなりません。
これならば年会費無料の「スマートEX」でもいい感じがします。
J-WESTカードの(エクスプレス)と(ベーシック)の違いは「エクスプレス予約」があるかないかだけの違いなので、もう「エクスプレス予約」要らんなと思った場合は(ベーシック)を選びましょう。
なお、カード番号は変わりますが(エクスプレス)から(ベーシック)へのスイッチもできますよ。
スイッチの仕方に関しては後半で紹介します。
理由2.e5489でWESTERポイントが貯められる・使える(2023年4月1日から)
JR西日本のネット予約「e5489」。今までは通常の加盟店同様0.5%のポイントしか貯まりませんでしたが、2023年4月1日からはすべてのJ-WESTカードで「e5489」の予約で、J-WESTカード(エクスプレス)では「エクスプレス予約」の予約でもWESTERポイントが貯められるようになります。
ポイント付与のルールは以下のとおりです。
サービス | 商品 | 付与条件 | 付与率 | ||
---|---|---|---|---|---|
e5489 | 新幹線 | (北陸)新幹線eチケットサービス /IC利用商品 | JR西日本エリアの区間・ 設備ごとに設定(自由席は対象外) | 約1% | |
上記以外の付与対象商品 | JR西日本エリアの区間・ 設備ごとに設定(自由席は対象外) | 約0.5% | |||
在来線 | チケットレスサービス ※他社にまたがる場合は 付与ポイント半分 | 発売額 | 約2% | ||
エクスプレス予約 ※J-WESTカード (エクスプレス)利用 | 新幹線 | EX予約サービス・EX早特など/ IC利用商品 | JR西日本エリアの区間・ 設備ごとに設定(自由席は対象外) | 約1% | |
e特急券 | JR西日本エリアの区間・ 設備ごとに設定(自由席は対象外) | 約0.5% | |||
|
J-WESTカードの場合は、上記の付与率が2倍となり、多くのWESTERポイントが貯められるようになりますよ。
貯めたWESTERポイントはICOCAへのチャージに加え、新大阪ー博多など50%のポイントで乗車券付き特急券に引き換えできる「WESTERポイント特典きっぷ」、1,000ポイントで山陽新幹線区間のグリーン車にアップグレードできる「WESTERポイントアップグレード(グリーン)」、500ポイントで格安の特急券が買える「WESTERポイント特急券」などに利用ができますよ。
理由3.OSAKA STATION CITY J-WESTカードなら大阪駅での買い物でポイントが通常のJ-WESTカードより多い3%還元
仕事の拠点を梅田にしているので、仕事帰りに大阪駅直結のエキマルシェやLUCUAで何か買うということも多いです。
通常のJ-WESTカードではなくOSAKA STATION CITY J-WESTカードを選んだのは通常のJ-WESTカードより多い3%のポイント還元(大丸、LUCUA、LUCUA 1100の食品、レストラン、カフェは1.5%)があるから。
貯めたポイントを商品券や景品に交換したり、紐付けしているSMART ICOCAに移せば、交通乗車や電子マネーでの買い物にも使えます。
さらにLUCUA、LUCUA 1100、ALBi、エキマルシェ大阪、大丸など各施設で使えるポイントカードとも併用できます。
ちなみに大阪駅以外でもJR西日本エリアの各駅にある商業施設では通常の0.5%ではなくその3倍の1.5%還元、梅田店を除く全国の大丸各店でも1%還元となります。
さらに2019年9月4日からJR西日本の商業施設でバラバラだったポイントカードをひとまとめにできるアプリ「WESPO」が登場!
WESPOからWESTERポイントへの交換も2023年4月から可能になりますよ。
理由4.2023年3月22日スタートの「モバイルICOCA」でWESTERポイントがより貯まる
2023年3月22日からAndroid端末限定ですが「モバイルICOCA」のサービスがスタートします。
この「モバイルICOCA」へのチャージや定期券の購入にJ-WESTカードを使うと、通常カードで1.5%、ゴールドカードで3%のWESTERポイントが貯まります。
この部分に関してはゴールドカードがお得ですね。
iOS端末用の「Apple PayのICOCA」も意外に早く、6月27日からスタートしています。
2018年3月12日からはApple Payにも対応
長らく使えませんでしたが、2018年3月12日からはApple Payにも対応。
QUICPayが使えるお店でかんたんに決済できるようになりました。
ただし、J-WESTポイント優待加盟店で利用した場合、ポイント優待などのサービスを受けられないので注意が必要です。
2023年3月発行分からはリアルカードはコンタクトレス(タッチ決済)に対応
2023年3月にJ-WESTカードはリニューアル。券面のデザインが新しくなり、コンタクトレス(タッチ決済)にも対応しました。
どのカードを選ぶか
J-WESTカードには8種類のカードがあり、
通常、OSAKA STATION CITY、LUCUA OSAKA STATION CITY、ビックカメラの種類にエクスプレス予約をつけるかつけないかで(ベーシック)か(エクスプレス)をチョイスすることになります。
ビックカメラJ-WESTカードは通常のJ-WESTカードにビックカメラのポイント機能がついたもの。
OSAKA STATION CITY J-WESTカードは大阪駅周辺の商業施設でのポイント還元率が高くなるもの。
また2017年3月から発行のLUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカードは大阪駅の商業施設LUCUA・LUCUA 1100のポイントカードが一緒になったもの。
LUCUAやLUCUA 1100で貯めたポイントをWESTERポイントに移行(2023年4月から可能)でき、LUCUAやLUCUA 1100をよく使う、またはたまに買い物するけどポイント余らせちゃうという人にはいいカードです。
さらにLUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカードは通常のOSAKA STATION CITY J-WESTカード同様、大阪駅周辺の商業施設でのポイント還元率が高くなります。
年会費はいずれも同じなので、ビックカメラをよく使う人以外はOSAKA STATION CITY J-WESTカードもしくはLUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカードのどちらかで、東海道新幹線を使わないなら年会費無料の(ベーシック)、使うなら年会費1,100円の(エクスプレス)を選ぶといいです。
エクスプレス予約を使わなくなったら「スイッチサービス」を使って(ベーシック)へ戻す
年会費1,100円がかかる(エクスプレス)は東海道・山陽新幹線の予約サービス「エクスプレス予約」のサービスが追加されています。
他のe5489の割引サービスは(ベーシック)でも使えますし、東海道・山陽新幹線にたまに乗るなら年会費無料の「スマートEX」を申し込むことも可能です。
なので東海道・山陽新幹線にひんぱんに乗る機会がなくなった際は年会費のかからない(ベーシック)への変更をおすすめします。
(エクスプレス)から(ベーシック)への変更は▶️スイッチサービスを利用しましょう。
2021年2月、ついにゴールドカードが登場!
2021年2月1日より、J-WESTカードにゴールドカードが登場しています。
このカード独自の特典としては、京都駅のおとなび瑞風ラウンジ、小倉駅と博多駅のラウンジが無料で使える他、ゴールドカード専用の交換商品、新幹線車内、駅、その他施設での特典があるということ。
そのほかにはWESTERポイントの還元率が0.5%→1%、空港のカードラウンジの無料利用や海外・国内旅行、ショッピング保険の付帯となっています。
年会費はベーシックが11,000円、エクスプレスが12,100円です。
J-WESTゴールドカードには各商業施設のデザインカードがなく、独自の特典以外は他社が発行するゴールドカードと同じで、私がいいと思っている3つの理由はLUCUA OSAKA STATION CITY J-WESTカードでも充分満たせるのでそのまま所持する予定です。
コメント