毎年のように書いている交通系ICカード全国相互利用のエリア確認。
●2014年
【2014年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2015年
【2015年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2016年
【2016年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2017年
【2017年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2018年
【2018年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2019年
【2019年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2020年
【2020年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2021年
【2021年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
●2022年
【2022年】交通系ICカード全国相互利用になったエリア一覧
今使えるところはそれぞれのサイトに載っています。
ここでは2023年に使えるようになったエリアの情報をまとめています。
- 2023年に使えるようになったエリア
- 2023/1/10〜:ちばレインボーバス(印西市小林線・滝野循環線)
- 2023/1/27〜:大阪バス(俊徳道駅・近畿大学東門前線、新大阪駅・帝国ホテル・ホテルニューオータニ線、御堂筋線)
- 2023/1/28〜:群馬県高崎市市内循環バス「ぐるりん」、高崎アリーナシャトル、榛名地域循環バス「はるバス」
- 2023/2/1〜:瀬戸内クルージング(尾道〜瀬戸田航路)
- 2023/2/25〜:弘南バス(一般路線バス全線)
- 2023/2/25〜:福岡県芦屋町コミュニティバス「芦屋タウンバス」
- 2023/3/1〜:十和田観光電鉄(高速バス・スクールバス・十和田市街地循環バス以外の路線バス全線・三沢市コミュニティバス「みーバス」)
- 2023/3/1〜:大阪府河南町コミュニティバス「カナちゃんバス」
- 2023/3/6〜4末にかけて順次:岩手県交通(都南営業所管内路線:中央線、ふれあいランド経由川久保線、飯岡駅工業高校線の一部、新庄線、乙部線、津志田線の一部、新庄循環線、孝仁病院線、太田線の一部、日赤経由川久保線、新庄墓園臨時バス[季節運行]、長岡線の一部、中央循環線、盛南ループの一部、ゆいとぴあ東線の一部、手代森イオンモール盛岡南線、都南イオンモール盛岡南線、都南盛南線)
- 2023/3/9〜:秋北バス(大館市、北秋田市、上小阿仁村の一般路線バス)
- 2023/3/10〜:秋北バス(鹿角市、小坂町の一般路線バス)
- 2023/3/11〜:瀬戸内クルージング(尾道〜鞆の浦航路)
- 2022/3/13〜:名阪近鉄バス(養老町オンデマンドバス、輪之内町デマンドバス、大垣競輪場線、大垣伊吹山線、にしみのライナー及びにしみのライナーリレーバス、名神ハイウェイバス、 名古屋伊吹山線と高速バスを除く全線)
- 2023/3/17〜:大阪バス(伊丹エアポートリムジン)
- 2023/3/18〜:相鉄・東急新横浜線(羽沢横浜国大―日吉)
- 2023/3/22〜:石見交通(大阪線を除く全線)
- 2023/3/25〜:防長交通(周南市、下松市、光市を運行する全路線と徳山―柳井線、徳山―岩国線、徳山―堀線、徳山―防府線の全線、山口市コミュニティバス、萩循環まぁーるバス、高速バス防府・徳山―広島線、高速バススーパーはぎ号[新山口駅―東萩駅線])
- 2023/3/25〜:湖国バス(米原市内発着の路線:近江長岡線、伊吹登山口線、長岡登山口線、梓河内線、米原工業団地線、米原多和田線)
- 2023/3/25〜:堀川バス
- 2023/3/27〜:福岡市地下鉄七隈線(天神南―博多)
- 2023/4/1〜:JR西日本山陽本線(徳山―下関)・山口線(湯田温泉・山口の2駅)
- 2023/4/1〜:岡山県津山市コミュニティバス「ごんごバス循環線」(東循環線、西循環線、小循環線)
- 2023/4/1〜:本四バス開発(路線バス・高速乗合バス全線)
- 2023/4/1〜:鳥取市100円循環バス「くる梨」
- 2023/4/1〜:愛知県大府市コミュニティバス「ふれあいバス」
- 2023/4/1〜:茨城県取手市コミュニティバス(東南部ルートを除く)
- 2023/4/1〜:愛知県東海市コミュニティバス「らんらんバス」
- 2023/5/27〜:JR東日本(青森・岩手・秋田の一部駅)
- 2023/7/21〜:北海道バス(JR北広島駅・JR新札幌駅・新千歳空港―Fビレッジ)※SAPICAは利用不可
- 2023/7/22〜:千歳相互観光バス(JR北広島駅―Fビレッジ)※SAPICAは利用不可
- 2023/7/28〜:エルム観光バス(JR新札幌駅・JR野幌駅―Fビレッジ)※SAPICAは利用不可
- 2023/8/26〜:宇都宮ライトレール(全線)
- 2023/9/15〜:大阪バス(大阪駅―神戸空港 リムジンバス)
- 2023/11/27〜12末にかけて順次:岩手県交通(花巻営業所管内:花巻温泉線 ・天下田団地線・石鳥谷線※花巻営業所担当便のみ・湯口線・土沢線・高木団地線・成田線・花巻北高線・教育センター線・太田線・大迫石鳥谷線・大迫花巻線)
- 2023/12/21〜:大阪府富田林市・太子町・河南町・千早赤阪村4市町村コミバスのうち南海バス・近鉄バス運行便(千早線富田林駅―千早赤阪村立中学校前運行便の一部・さくら坂循環線の一部・東條線の一部・貴志循環線の全便・阪南線の一部)
- 2023年以降の動向
2023年に使えるようになったエリア
2023/1/10〜:ちばレインボーバス(印西市小林線・滝野循環線)
(【小林線・滝野循環線】全面リニューアルのお知らせ|ちばレインボーバス)
2023/1/27〜:大阪バス(俊徳道駅・近畿大学東門前線、新大阪駅・帝国ホテル・ホテルニューオータニ線、御堂筋線)
(2023年1月27日大阪バスの一部路線にICOCAを導入します|JR西日本 [PDF])
2023/1/28〜:群馬県高崎市市内循環バス「ぐるりん」、高崎アリーナシャトル、榛名地域循環バス「はるバス」
(「ぐるりん」等における交通系ICカードの利用開始について|高崎市)
2023/2/1〜:瀬戸内クルージング(尾道〜瀬戸田航路)
(尾道―瀬戸田航路 令和5年2月1日より交通系IC利用開始|瀬戸内クルージング)
2023/2/25〜:弘南バス(一般路線バス全線)
(地域連携ICカードの導入について|弘南バス)
(「MegoICa」のカードデザインとサービス開始日について|弘南バス)
2023/2/25〜:福岡県芦屋町コミュニティバス「芦屋タウンバス」
(芦屋タウンバスでnimocaが使えるようになります(令和5(2023)年2月25日~)|北九州市交通局)
(芦屋タウンバスが利用しやすくなります!~交通系ICカード「nimoca」導入~|福岡県芦屋町)
2023/3/1〜:十和田観光電鉄(高速バス・スクールバス・十和田市街地循環バス以外の路線バス全線・三沢市コミュニティバス「みーバス」)
(Towada SkyBlue Pass|十和田観光電鉄[PDF])
(交通系ICカード|青森県三沢市)
2023/3/1〜:大阪府河南町コミュニティバス「カナちゃんバス」
(カナちゃんバスにICカードシステムを導入しました(3月1日)|大阪府河南町)
2023/3/6〜4末にかけて順次:岩手県交通(都南営業所管内路線:中央線、ふれあいランド経由川久保線、飯岡駅工業高校線の一部、新庄線、乙部線、津志田線の一部、新庄循環線、孝仁病院線、太田線の一部、日赤経由川久保線、新庄墓園臨時バス[季節運行]、長岡線の一部、中央循環線、盛南ループの一部、ゆいとぴあ東線の一部、手代森イオンモール盛岡南線、都南イオンモール盛岡南線、都南盛南線)
(都南営業所管内路線への地域連携ICカード「Iwate Green Pass」サービス拡大について|岩手県交通[PDF])
2023/3/9〜:秋北バス(大館市、北秋田市、上小阿仁村の一般路線バス)
2023/3/10〜:秋北バス(鹿角市、小坂町の一般路線バス)
2023/3/11〜:瀬戸内クルージング(尾道〜鞆の浦航路)
(尾道―瀬戸田航路 令和5年2月1日より交通系IC利用開始|瀬戸内クルージング)
2022/3/13〜:名阪近鉄バス(養老町オンデマンドバス、輪之内町デマンドバス、大垣競輪場線、大垣伊吹山線、にしみのライナー及びにしみのライナーリレーバス、名神ハイウェイバス、 名古屋伊吹山線と高速バスを除く全線)
(名阪近鉄バスでPiTaPaがご利用可能に!|PiTaPa)
(交通系ICカード全国相互利用サービスを始めます さらにPiTaPaなら面倒なチャージも不要です!|名阪近鉄バス [PDF])
2023/3/17〜:大阪バス(伊丹エアポートリムジン)
(伊丹エアポ-トリムジン3/17よりIC系カ-ドご利用開始!!|大阪バス)
2023/3/18〜:相鉄・東急新横浜線(羽沢横浜国大―日吉)
(相鉄・東急直通線 開業日に関するお知らせ|相模鉄道[PDF])
(東急新横浜線 2023年3月18日開業予定|東急電鉄)
2023/3/22〜:石見交通(大阪線を除く全線)
(石見交通 路線バスへの交通系ICカード「ICOCA」導入について|JR西日本[PDF])
(交通系ICカード「ICOCA」導入について|石見交通[PDF])
2023/3/25〜:防長交通(周南市、下松市、光市を運行する全路線と徳山―柳井線、徳山―岩国線、徳山―堀線、徳山―防府線の全線、山口市コミュニティバス、萩循環まぁーるバス、高速バス防府・徳山―広島線、高速バススーパーはぎ号[新山口駅―東萩駅線])
(2023年3月防長交通の路線バスにICOCAを導入します|JR西日本[PDF])
(3月25日 路線バスに交通系ICカード「ICOCA」を導入します|防長交通[PDF])
2023/3/25〜:湖国バス(米原市内発着の路線:近江長岡線、伊吹登山口線、長岡登山口線、梓河内線、米原工業団地線、米原多和田線)
(米原市内を起終点として運行するバス路線で ICOCA 利用開始!◇2023 年 3 月 25 日(土)より利用エリアを拡大しサービス開始|湖国バス[PDF])
2023/3/25〜:堀川バス
(堀川バス株式会社「nimoca」導入および一部乗車券の販売及び割引制度の終了について|堀川バス[PDF])
(2023年3月25日(土)から堀川バスのご乗車にnimocaがご利用いただけるようになります!|堀川バス[PDF])
2023/3/27〜:福岡市地下鉄七隈線(天神南―博多)
(七隈線(天神南駅~博多駅)の開業日が決定しました!|福岡市地下鉄)
2023/4/1〜:JR西日本山陽本線(徳山―下関)・山口線(湯田温泉・山口の2駅)
(2023年春 山口県内のICOCAエリアを拡大します!|JR西日本[PDF])
(在来線(山口エリア)および山陽新幹線でのICカードサービス拡大〜2023年4月1日(土)スタート!〜|JR西日本[PDF])
2023/4/1〜:岡山県津山市コミュニティバス「ごんごバス循環線」(東循環線、西循環線、小循環線)
(令和4年10月14日 市長定例記者会見〜ごんごバス循環線へのICOCA導入について|津山市)
(津山市コミュニティバス「ごんごバス」にICOCAを導入します|中鉄北部バス[PDF])
2023/4/1〜:本四バス開発(路線バス・高速乗合バス全線)
(2023年4月 本四バス開発 路線バスへのICOCAシステム導入について|JR西日本[PDF])
(2023年4月1日 本四バス開発路線バスへの ICOCA導入について|JR西日本[PDF])
(※因島ー尾道線、因島・尾道ー広島線【フラワーライナー】、因島ー福山線【シトラスライナー】、福山ー松山線【キララエクスプレス】については本四バス開発運行便のみ利用可能)
2023/4/1〜:鳥取市100円循環バス「くる梨」
(令和3年度1月臨時補正予算(案)の事業別概要(一般会計)(都市整備部)|鳥取市役所総務部行財政改革課[PDF])
(鳥取市100円循環バス「くる梨」へのICOCA導入について|JR西日本[PDF])
2023/4/1〜:愛知県大府市コミュニティバス「ふれあいバス」
2023/4/1〜:茨城県取手市コミュニティバス(東南部ルートを除く)
(コミュニティバスで交通系ICカードが利用できるようになります|茨城県取手市)
2023/4/1〜:愛知県東海市コミュニティバス「らんらんバス」
2023/5/27〜:JR東日本(青森・岩手・秋田の一部駅)
(北東北3県におけるSuicaご利用エリアの拡大について〜2023年春以降、青森・岩手・秋田の各エリアでSuicaをご利用いただけるようになります〜|JR東日本 [PDF])
(2023年5月27日(土)北東北3エリアでSuicaがデビューします!|JR東日本 [PDF])
2023/7/21〜:北海道バス(JR北広島駅・JR新札幌駅・新千歳空港―Fビレッジ)※SAPICAは利用不可
(【Fビレッジ発着路線・シャトルバス】7/21交通系ICカード決済スタート|北海道バス)
2023/7/22〜:千歳相互観光バス(JR北広島駅―Fビレッジ)※SAPICAは利用不可
(Fビレッジ発着の路線バス・シャトルバスにおける交通系IC決済の導入について|JR北海道 [PDF])
2023/7/28〜:エルム観光バス(JR新札幌駅・JR野幌駅―Fビレッジ)※SAPICAは利用不可
(Fビレッジ発着の路線バス・シャトルバスにおける交通系IC決済の導入について|JR北海道 [PDF])
2023/8/26〜:宇都宮ライトレール(全線)
(宇都宮地域における「地域連携ICカード」を利用したIC乗車券サービスの提供に合意しました|JR東日本[PDF])
(芳賀・宇都宮LRTについてのお知らせ|芳賀・宇都宮LRT 公式ホームページ)
(2023年8月26日開業!芳賀・宇都宮LRT|芳賀・宇都宮LRT 公式ホームページ)
2023/9/15〜:大阪バス(大阪駅―神戸空港 リムジンバス)
(2023.09.15より大阪駅〜神戸空港行きリムジンバス運行開始致します!|大阪バス)
2023/11/27〜12末にかけて順次:岩手県交通(花巻営業所管内:花巻温泉線 ・天下田団地線・石鳥谷線※花巻営業所担当便のみ・湯口線・土沢線・高木団地線・成田線・花巻北高線・教育センター線・太田線・大迫石鳥谷線・大迫花巻線)
(花巻営業所地域連携 IC カード「Iwate Green Pass」サービス拡大について|岩手県交通 [PDF])
2023/12/21〜:大阪府富田林市・太子町・河南町・千早赤阪村4市町村コミバスのうち南海バス・近鉄バス運行便(千早線富田林駅―千早赤阪村立中学校前運行便の一部・さくら坂循環線の一部・東條線の一部・貴志循環線の全便・阪南線の一部)
(4市町村コミバス 運行経路・運賃・運行のご案内|富田林市)
(金剛バスの廃止にともなう新たな地域公共交通の運行が始まります|太子町)
(金剛バスの廃止に伴う新たな交通サービスがはじまります|河南町)
(新たな交通サービスの開始について|千早赤阪村)
※使えないカードと事業者の組み合わせは最新の記事でご確認ください。
2023年以降の動向
2022年は回数券の発売終了が相次ぎ、JR東日本がQRコード乗車券の導入を発表。またJR東海も全線へのICカード導入を発表するなど、「脱磁気券化」の布石が見られた1年でした。
一方で広島のICカード「PASPY」は2025年での廃止が決定。
アストラムラインは代替として「ICOCA」の導入を発表。
広島電鉄はQRを含めた新たな乗車サービスを検討中とのことで、ICカードそのものの設備投資が経営の重荷になり、ICカードサービス自体が廃止されるという新たな課題も出てきました。
この記事を執筆してから数日後には公式発表ではないものの、岐阜バスの独自ICカード「ayuca」が2024年度を目処に「manaca」へ移行されるニュースや福井鉄道やえちぜん鉄道にも2025年までに「ICOCA」を導入し、全国相互利用対応カードに対応とのニュースも入ってきています。
早い段階で導入された独自ICカードとして遠州鉄道の「ナイスパス」や北陸鉄道の「iCa」などがありますが、「ayuca」が「manaca」へ移行する動きを見せたことにより、今後の動向を注目したいところです。
北東北では地域連携ICカードの導入が進む反面、各地でQRコード乗車券やVISAやJCBなどのコンタクトレス決済での乗車できる場所が増えており、ICカードは「非接触」グループとして、需要に応じて事業者が選んでいくかたちになりそうです。
個人的に楽しみにしているのは、2023年春導入予定、関西待望の「モバイルICOCA」。
2020年10月に最初のリリースが出てから2年半…。ようやく導入日が2023年3月22日に決定しました。
しかし、導入当初はAndroid端末だけ。
導入が早くまだApple Pay対応機種がなかった「モバイルSuica」は参考になりませんが、すでにApple Payで出ていた状況でリリースされた「モバイルPASMO」を参考にすると以下のとおり。
- 2020年3月18日:Androidでサービススタート
- 2020年8月6日:Apple Pay対応を発表
- 2020年8月28日:「記名式PASMO」「PASMO定期券」の「モバイルPASMO」への移行スタート
- 2020年10月6日:Apple Payでサービススタート
ということで、Apple Pay対応は秋ぐらいになるんじゃないでしょうか?また現在はできない物理カードの移行もいずれできるようになると予想しています。
なお関東ではSuicaはJR系・PASMOは私鉄系と分かれており、連絡定期以外でJRのみのPASMO定期券、逆に私鉄のみのSuica定期券は現時点ではありませんが、関西ではJRだけでなく一部を除いて私鉄でもICOCA定期券の発行やICOCAへの乗車ポイント付与が行われている(行われる予定)ため、スマホ上で手軽に定期券の購入やチャージが可能になるであろう「モバイルICOCA」はかなり使い勝手が良くなるのではないかと思っています。
ただ、最近京都市交通局が発表した、新しいポイント制度は「現時点でモバイルICOCAは対象外」としていますし、今回の「モバイルICOCA」のリリース内「(3)モバイル ICOCA でご購入いただける定期券の種類等」の項目内に気になる記載があります。
(前略)当社駅の窓口や券売機においてICOCA定期券として発売していない定期券(ICOCAエリア外の区間の定期券、当社線を含まない他社区間の定期券など)は、モバイルICOCAでは購入できません。
JR西日本公式サイトのニュースリリースより
(中略)
モバイルICOCAでは、バス・地方鉄道事業者が発売するバス等の定期券の購入、利用はできません。当該事業者の定期券発売所等での発売も行いません。
「当社(=JR西日本)駅の窓口や券売機」「バス・地方鉄道事業者が発売するバス等の定期券」
非常にまどろっこしい書かれ方ですが、仮に当社駅の窓口や券売機ということになれば、JR西日本を含めた区間の定期券のみしか買えません。「バス・地方鉄道事業者が発売するバス等の定期券」というのも、近江鉄道バスや四日市あすなろう鉄道などの券面に表記されないタイプの定期券のことを言っているのか、近鉄や京阪なども含めたことを言っているのかはっきりしません。
いずれにせよ、ポイントの導入や定期券の発行は各社足並みが揃わない可能性を示唆しているところが気かがりです。
そこはぜひ通常のICOCAと同じサービスをと利用予定者の立場としてはお願いしたいところです。
あともうひとつ心配なのは「PiTaPa」。
利用額割引などPiTaPaの真骨頂であったはずの登録なしでの割引が各社で相次いで終了。
残ったところでもICOCA同様ポイント付与制に変更されるなど、PiTaPaならでは魅力が激減。
ポストペイに関しても「モバイルICOCA」のスタートでこれも優位性がなくなります。
PiTaPaを発行するスルッとKANSAIではQRコードを利用したデジタル乗車券の開発に着手。
▶️QRコードを活用したデジタル乗車券の開発着手について|スルッとKANSAI [PDF]
ニュースリリースには「ICカード乗車券とともに」との記載があるので大丈夫だとは思いますが、場合によってはPiTaPaの廃止もあるのでは?と思う動きになってきています。
個人的にはPiTaPaはチャージレスで使えて便利で愛用しているので、PiTaPaならではのメリットを活かして、できれば全国でポストペイ利用できて欲しいところ。
とくに地方や長距離乗車ではポストペイの威力が発揮されるはずです。
Suicaみたいな感じで「地域連携PiTaPa」とかできれば、チャージ機置く必要もないですし、費用も安く導入もしやすそうだなと思うのですが、そうかんたんにはいかないんですかね。
ともあれ2023年、利用者にとって便利なサービスが拡大されることを願っています。
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