いいものにはいいと言い続け、惜しみなくお金を出したいと思った話

ひとりごと
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

ずっともやもやと考えていたことだけれども、ここ最近の「クウネル」リニューアルの話を俯瞰して見て思ったことなので、なんとなく書き留めておこうかと。

今の世の中はコスパ至上主義だったり、効率至上主義だったりしてそれが世の中の物を安くしていったけれども、じゃあそれをやって幸せになったかというと、確かに生活をまわしていけるし、便利にもなったけど、ただただ余裕がなくなっただけなんじゃないかと。

余裕がなくなると無理がたたっていろんなところでほころびが出てくる。自分が苦しいから人や物に寛容になれなくなっちゃうし、世間のニュースを見ていても余裕がなくて起こる事故や事件が多いよね…。

「クウネル」はサラッと立ち読みくらいしかしたことがないけど、リニューアルした最新号のAmazonレビューとバックナンバーの完売率からするとそれはもう本当に愛されていて、世知辛い世の中だけど一筋の光と言うかオアシスというかそれを読者の人が本当に楽しみにしているんだなぁというのがこれでもかって伝わってくる。

でもこのツイートを見てハッとさせられた。

こういう時代だからこそ支持されるとも言えるし、こういう時代だからこそ淘汰されちゃうというものすごく悲しい現実。

それで思ったのは僕も好きなものでなくなってしまったものも思えば経済が回らないマイノリティなものだったよなと。
幼少から好きで応援していた阪急ブレーブスはなくなってしまうし(球団は引き継がれたがオリックス・バファローズになって僕の中では完全になくなってしまった…)、寝台特急もなくなっちゃうし、好きだったバンドも解散しちゃうし、好きだった古いビルも壊されちゃうし、好きなハンバーガーチェーンやコンビニでさえも消えてった。

ああ、自分が好きになるものはどうして消えてっちゃうんだろう。
別にマイノリティなものを好きになったつもりはなくて、本当に好きだし、大切なものなのに。

でもよくよく考えてみると、西宮球場は甲子園に比べたらガラ空きだったし、寝台特急だって普段使いで乗ることはないし、好きだったバンドのCDは買っても、ライブは毎回行けてないし、物販なんて買うのは稀だし、古いビルは好きだけど、そこにあるお店で買い物しなかったし、好きなハンバーガーチェーンやコンビニで毎回買ってたかというとそうじゃないし…。

個人の力だし環境もあるので限界はあるけれど、大体が慈善事業じゃないから。そこにも気づかなかったし、好きなくせにそれを声高に言わず、実はそれほどお金を落としてない自分にも気づかなかった。時既に遅し…。

だから、いいものにはいいと言い続けて伝えていくことが大事だし、そこにお金を落とすことも大事だなと。それにはもっと頑張って稼いで、お金を落とせるようになりたいなと思ったのです。
自分の好きなものを守っていくために。

書いた人

1978年4月11日 大阪府高槻市生まれ

いろいろなところでいろいろな仕事をする「移働家(いどうか)」
ライター・コワーキング運営(主に間借り)・イベント企画・MC・ファシリテーター(キャラクター強い人たちをまとめるので「猛獣使い」と呼ばれる)・歩くみどりの窓口(楽しい移動方法の提案をしてる)などなど
アダルトチルドレン・離婚歴あり・家なし生活・#移働家の生活

山﨑 謙をフォローする
ひとりごと
スポンサーリンク
山﨑 謙をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました