大阪なんばと関西空港、和歌山市、高野山を結ぶ南海電鉄。
関西では珍しい座席指定制の特急(ラピート、サザン[一部座席指定]、こうや、りんかん、泉北ライナー)が走っていますが、普通に駅で特急券を買うよりお得に乗れる方法が5つあるのでご紹介します。
1.南海・特急チケットレスサービス
時間を問わず頻繁に利用するなら、「南海・特急チケットレスサービス」が便利でお得です。
IDとパスワードを登録すれば、ウェブ上で特急券の購入が可能(支払い方法は券売機で現金を積み立てるか、クレジットカード)。
シートマップから好みの位置の座席を選ぶことができ、購入額の3%のポイントも貯まります。
同月内に3回、5回、7回乗車すれば、それぞれ150ポイントが付与されるので、より回数乗る人にお得なサービスですね。
また以前は特急料金相当のポイントがないと特急券に引き換えできませんでしたが、2020年2月からスタートした新サービスでは、10ポイント単位での利用が可能になり、ポイントを無駄にすることもありませんよ。
チケットレスなので乗りたい時にササっと買ってそのまま乗れるのがいいですね。
また2016年8月1日からはラピートのスーパーシートにレギュラーシートと同額の520円で乗れる「特急ラピート アップグレードキャンペーン」を実施中。
短い時間ではありますがラグジュアリーなシートでゆったり移動できます(たった30分ちょいですが、シートがふかふかで爆睡してしまったことが何度か…苦笑)。
チケットレスサービスはポイントシステムなので、直接のお得感はないですが、ポイントアップなどのキャンペーンが行われることが多く、
過去に行われた泉北ライナーのポイントアップキャンペーンでは通常10%のポイント付与が期間限定で50%になっていたので、その期間だけ集中して利用すれば手早くポイントを貯め、使用することができました。
2.関空トク割 ラピートきっぷ
なんば・新今宮・天下茶屋・住吉大社・堺⇄関西空港の片道乗車券とラピートの特急券がセットになったお得なきっぷです。
なんば⇄関西空港
レギュラーシートは通常1,450円→1,290円
スーパーシートは通常1,660円→1,500円
一番距離が短い、堺⇄関西空港でも1,360円(スーパーシート1,570円)なので最低でも70円はお得です。
発売箇所はなんば・新今宮・天下茶屋・住吉大社・堺・関西空港の有人窓口。現金の他にクレジットカードも利用できます。
3.ラピートデジタルきっぷ(2023年2月6日〜2024年3月31日※利用は4月30日まで)
2023年2月6日からは、1ヶ月前から前日までの購入で、空港特急ラピートがお得に乗れる「ラピートデジタルきっぷ」が2024年3月31日までの期間で発売されます。
利用可能区間は、なんば・新今宮・天下茶屋・堺と関西空港相互間の片道で、レギュラーシートのみの設定です。
発売額は、なんば・新今宮・天下茶屋・堺と関西空港の相互間が1,200円で、「関空トク割 ラピートきっぷ」よりも安くなっていますよ。
デジタルきっぷの名の通り、スマートフォンの「南海アプリ」上にある、「南海デジタルきっぷ」のメニューから購入します。
座席を指定した後、スマートフォンに表示されるQRコードを専用改札機にかざして乗車します。
4.ジェットスター・ナンカイきっぷ(2020年10月1日より販売停止中)
関西空港行きジェットスター機内でのみ販売されている関西空港からなんばへの片道乗車券です。
特急ラピートのレギュラーシートを利用する場合、関西空港からなんばまで、1,150円。
片道乗車券のみの設定では830円とPeach・なんばきっぷと同じ値段になっていますよ。
現在新型コロナウイルスの影響により販売が停止されています。
5.京成×南海 特得チケット
関西空港へのアクセスを担う南海ラピートのスーパーシート特急券と、成田空港へのアクセスを担う京成スカイライナーの特急券、関西空港と成田空港での施設特典がセットになったお得なきっぷです(乗車券は別途必要)。
南海での発売は、なんば・新今宮・天下茶屋から関西空港までと
京成の成田空港・空港第2ビルから日暮里・上野までの区間。
京成での発売は、上野・日暮里から空港第2ビル・成田空港までと
南海の関西空港から天下茶屋・新今宮・なんばまでの区間です。
どちらも1,410円で大人のみの発売です。
乗車券が別売りの場合は回数券を使えばさらにお得(購入は2023年3月31日まで)
1と2については乗車券が別売りで、回数券の利用も可能です。乗る時間、日にちに応じて回数券を使いましょう。
例えば、なんば⇄関西空港・和歌山市の場合、
通常930円が普通回数券なら845円(▲85円)、時差回数券なら775円(▲155円)、土日回数券なら664円(▲266円)とかなり安くなります。
回数券は普通11枚、時差12枚、土日14枚で有効期限が発売日から3か月間(南海の回数券は阪急や阪神のように月末まで有効ではないので注意)なので、それまでに使いきれない場合は大阪駅周辺やなんば周辺の金券ショップでバラ売りの回数券を購入しましょう。
なお南海電鉄と泉北高速鉄道の回数乗車券は、2023年3月31日をもって発売終了となります。購入した回数乗車券は購入日3ヶ月後まで利用が可能で、最終利用日は2023年6月30日となります。
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