2020年4月、おサイフケータイ用機としてクリムゾンレッドが出たタイミングで購入したRakuten Mini。メインはBIC SIMが刺さってるiPhone 8 Plusですが、Rakuten Miniも一緒に持ち歩いています。
おサイフケータイ用として買ったものの実際の用途は、Rakuten Linkを使った無料通話とBIC SIMのデータ量が足りなくなったときのモバイルルーター、ICカードの利用履歴および残高確認、楽天Edyへのクレジットチャージで、設定はしているもののおサイフケータイとしては全く使っていません(苦笑)。
何の問題もなく使っていたのですが、急に背面パネルが浮いてきてしまったので、交換してもらうまでの手順を記録しました。
持った時に違和感を感じ、背面を見ると背面パネルが浮いている…。
購入からちょうど1年3ヶ月の7月25日、その日もいつもどおりRakuten Miniも持って出かけたのですが、持った時に違和感を感じ、背面を見てみるとなんとびっくり!パネルが浮いていました…。
10年以上前に携帯ショップの副店長をやっていた時の経験から「外装に傷はないし、これは電池パックが膨らんどるな」と察知して楽天モバイルのチャットに問い合わせたところ、050からはじまる故障・修理を受け付けるセンターに電話してくれとのことで、家に帰ってから電話しました。
「050」だが意外にすぐつながる故障・修理受付
「故障・修理受付の電話番号が『050』て…」と思いながらも電話をかけ、ガイダンスで何回か数字を選択。本人確認用に電話番号と暗証番号を入力。時間がかかる。
「Rakuten Linkの無料通話分をここで賄っとるな…。たぶんオペレーターにつながるのにも時間かかるんやろ…」と高をくくっていたところ、間髪入れずにオペレーターにつながってめっちゃあわてる…。そしてパネルの件をお伝え。
怪我はないか、ほかにおかしいところはないかを確認してくれた後、口頭での本人確認(名前・生年月日・住所)と持っている端末のIMEIを伝える。
「購入から1年以上経っているので、ちょっと確認しますね。」と保留の後、無償で交換機を送ってくれることになりました。
交換機受け取ってデータとeSIMの移行を行った後、送られてきた箱を使って今使ってる端末を送り返してくれればOKとのこと。
保証が切れているので、仮に申し出た事象が確認できなかった場合は税込18,000円、14日以内に返送されなかった場合には税込22,000円がかかる。事象が確認できなった場合は、その旨連絡があり、毎月の支払いに加算されるとのことでした。
交換機の送付先となる住所をあらためて伝えて手続きは終了。
ここまで電話かけてから15分ほど、オペレーターさんとのやりとりは10分ちょっとでした。日曜日の午後で手続き時間トータル15分はなかなかに早いんじゃないでしょうか。
電話終了前に「交換機ってBand1に対応してますか?」と訊いたところ「Band4になってしまいますね」とのこと…。
Band1、Band4は電波の周波数帯域のこと。携帯会社ごとに割り当てられる周波数帯域が異なり、それによってエリアが大きく変わってきます。
Rakuten Miniはもともと日本国内で多くの会社が対応するBand1に対応していたのですが、生産途中で対応周波数の変更があり、そこから最終生産分まではBand1には対応せず、Band4に変わってしまっています。
楽天モバイルはBand3(auローミングエリアではBand18とBand26)なので、楽天モバイルで使う分には問題ありませんが、楽天モバイルをやめて他の会社で使う場合、Band1が使えないとエリアが狭くなってしまいます。
そのこともあってBand1に対応しているか確認したんですが、そもそも1年3ヶ月で今回みたいなことが起こってしまう端末なんだったら、それ考慮する必要性もないかとも思って、Band4対応機が送られてくることを了承した上で電話を終えました。
電話してから2日で交換機が届く
電話してから2日で交換機が届きました。早い。
オペレーターさんが「オリンピックの影響で配送遅れるかもしれません」と電話口で言ってはったけど、発送地はなんと兵庫県の滝野社…。受け取りも西宮なのでまったく関係ありませんでした(笑)。
「でも滝野社なら配送拠点としては好立地よね…」とか思いながら、箱をあけて交換機と使っていたRakuten Miniを比べてみました。やはりだいぶ背面パネルが浮いてますね…。
データ移行がひとすじなわではいかない
交換機を受け取ったので、データ移行を進めていきます。ところがこれがひとすじなわではいかない…。
まず起動直後に出るアカウントコピーが何度やってもエラー。
Googleのバックアップから戻すことに成功するものの、今度はGoogle Playストアが真っ白。
eSIMの開通は楽天モバイルアプリを使うのですが、最新版でないとeSIMの設定ができず、Google Playストアが使えないと何もできない…。
新しく届いたRakuten Mini、Google playストアのバージョンが古くて(17.9.17:持ってるRakuten Miniは26.3.16)楽天モバイルのアプリがアップデートできなくて詰むんやが…。
— 山﨑 謙 – Ken Yamasaki (@kenfm) July 27, 2021
最初のうちはGoogle Playストアのバージョンが古いから真っ白になると思っていたのですが、どうも自宅のWi-Fiでの接続ができなかったようで(Web閲覧とかはできてて原因不明)、iPhoneのテザリングを使ってようやくGoogle Playストア真っ白問題を解消できました。
楽天モバイルアプリも最新版になり、eSIM登録も完了。
データは結局移行せず、使っていたアプリをあらためてインストールすることで対応しました。
交換機はBand1対応・セキュリティアップデートは1つ前のまま
意外だったのはオペレーターさんに「Band4になってしまいますね」と言われていた交換機が、Band1対応だったこと。IMEIは新しめの大きい番号でしたが、しっかりとBand1に対応してくれていました。
アプリ以外の細かい設定部分を確認していて気になったのが、交換機のセキュリティアップデートが1つ前の「2021年5月5日」になっていたこと。
「アップデートをチェック」を押すと最新のに更新されるはずなのですが、押しても最新の「2021年7月5日」になりません。
公式サイトを見ると「2021年7月14日より順次」と書いているので、自動で降ってくるのを待ったほうがいいのかもしれません。
そのほかはとくに問題はなかったので、今まで使っていた端末を初期化の上返送して、手続きは終了です。
返送の手順については手順書が箱に同梱されています。着払いの伝票にはご依頼主欄も記入されているので、そのまま発送の手続きができますよ。
Rakuten Miniの背面パネル浮きは保証切れでも問い合わせる価値あり
返送した旧端末は7月29日午前に楽天モバイルのセンターに到着したようで、今後問題がなければ交換手続きは完了。思っていたよりスムーズに交換ができてよかったです。
今後もRakuten Miniは使い続けたいですが、また同じようなことが起こらなかったらいいんですけどね…。新しい個体で改善されていることを祈るしかありません。
もし同様の事象で「保証切れてるしなぁ…」と思っても一度問い合わせてみるといいですよ。
Rakuten Miniの故障・修理受付に関しては、公式サイトにも手順が載っているので、確認しておくとよりスムーズに手続きできるので参考にしてみてください。
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