まさかの発売終了!ICOCAエリア普通回数券終了後の損しない列車の乗り方を考える

JR西日本の普通回数券鉄道・バス
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2021年3月31日、JR西日本から衝撃のプレスリリースが出ました。
ICOCAエリアの普通回数乗車券の発売終了…。

ICOCAポイントサービスの拡充及び ICOCAエリア内の「普通回数乗車券」の発売終了について :JR西日本
JR西日本ホームページ

2018年に京阪神地区で発売されていた「昼間特割きっぷ」が発売終了された時もなかなかの衝撃でしたが、ICOCAエリアではついに普通回数券もなくなるとのこと。

いずれはとは思っていましたが、普通回数券はJR各社で発売されていることもあり、なくなる時は一斉にと思っていたので、JR西日本が単独で発売終了を決定したことにびっくりしました。

普通回数券廃止の代わりに今10%付与されている利用回数ポイントを15%に拡充するということで、一見お得になるように見えますが、利用回数ポイントは1月内に11回以上同じ金額の区間を利用しないと付与されないため、恩恵に預かれる人は減りますし、11回目以降も1回分の金額から15%引かれるだけなので、割引は微々たるものです。

ここでは、普通回数券発売終了後の損しない乗り方を考えていきます。

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普通回数券はICOCAの利用回数ポイントよりも条件が緩かった

普通回数券はICOCAの利用回数ポイントよりも条件が緩くお得でした。

普通回数券ICOCA利用回数ポイント(2021/10/1〜)
有効期限購入日から3ヶ月間月初〜月末(1ヶ月間)
お得率  10回乗車で1回無料(9.1%お得)
一部区間では9回乗車で2回無料(18.2%お得)
11回目以降の乗車に15%のポイント付与
(10回目までは0%なので11回乗車では1.3%お得)

表にまとめると上のような感じになりますが、細かくみていきます。

ICOCA利用回数ポイントは有効となる期間が短い。回数乗らないと割引率も低い。

普通回数券の有効期限はきっちり3ヶ月間。例えば4月15日に買った場合はきっちり3ヶ月後の7月14日が有効期限となります。11枚1セットなので、1ヶ月間に3〜4枚使えば使い切れ、9.1%(区間によっては18.2%)お得でした。

ところが、ICOCAの利用回数ポイントは月初から月末までの間に11回乗る必要があり、その11回目の割引も回数券なら1枚タダ(つまりは100%割引)のところ15%割引のみ。結果11回乗車した場合は1.3%しかお得になりません。

1ヶ月同じ区間に26回乗れば普通回数券同等の9.2%、1ヶ月の上限になるであろう62回乗っても12.5%止まりで一部区間の18.2%には届きません。

62回も乗るなら定期券を買ったほうがお得です。

回数券でできていた乗る区間を分割して安くすることが困難に

JRには乗車区間を分割すると安くなる区間があります。

京阪神だと大阪駅を挟んだ多くの区間が対象になりますが、京都ー三ノ宮・元町・神戸がわかりやすいので例として紹介します。

この区間は以下のとおり、大阪駅で分割することで120円も安くなります。

通し京都ー三ノ宮・元町・神戸1,100円
分割京都ー大阪570円+大阪ー三ノ宮・元町・神戸410円980円

普通回数券だと降りる駅の改札機に2枚重ねて投入することで、途中で降りることなく乗車できましたが、ICOCAは改札機にタッチしない限り通しで乗ったと判定されるので、このやり方が難しくなります。

しかも京都ー大阪・大阪ー三ノ宮・元町・神戸の普通回数券は、9回分の金額で11回分乗車できたので、1回分に直すとかなり安くできていました。

普通回数券1回あたりの金額
京都ー大阪5,130円466円
大阪ー三ノ宮・元町・神戸3,690円335円
合計8,820円801円

同じことを2021年10月からのICOCA利用回数ポイントで計算してみたのが以下の表です。分割した合計も載せていますが、そもそも分割がしにくいので一番下に通しの金額も記載しています。

利用金額付与ポイント1回あたりの金額
京都ー大阪6,270円85P562円
大阪ー三ノ宮・元町・神戸4,510円61P404円
分割での合計10,780円146P966円
京都ー三ノ宮・元町・神戸12,100円165P1,085円

京都ー三ノ宮・元町・神戸では普通回数券とICOCA利用回数ポイントでは1回あたり284円も変わってしまいます。

なお、ICOCAには平日10時〜17時と土休日の終日が対象で、4回目以降の乗車に対して30%〜50%のポイントを付与する「時間帯指定ポイント」もありますが、これも大阪駅で分割される区間が対象で、残念ながら大阪駅を挟む区間では対象になりません。

同じ区間に1月に26回乗らない人、大阪駅を挟んで2枚の普通回数券を利用していた人は確実に負担が増えます。

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どうすればできるだけ損せず乗れるのか?

まず普通回数券がある間は普通回数券を使いましょう。

1月に同じ区間を3〜4回乗るなら一番安い駅での購入。2回程度なら金券ショップのバラ売りを狙いましょう。最終発売日は2021年9月30日までですが、9月30日に購入した分は12月29日まで利用できます。

それ以降、それほど回数乗らないのなら、ICOCAと相互利用できる交通系ICカードでチャージでポイントがつくものがいいでしょう。

私の場合は、JQ CARDエポスゴールド(▶️エポスゴールドカードでもOK)の「えらべるポイントアップショップ」を登録した上で「SMART ICOCA」にチャージすることで1.5%。ICOCAなので時間帯指定ポイントや利用回数ポイントも狙えます。

また期間限定ですが、PASMOがApple PayのPASMOを新規発行し5,000円利用することで1,000円分キャッシュバックする「春トクキャンペーン」を行っています。

公式ページに「関東圏での利用限定」とも書かれていないので、これが使えれば20%お得になります。
(使えなかったらごめんなさい)

Apple PayのPASMO春トク1,000円分キャッシュバック!キャンペーン|Apple PayのPASMO
Apple PayのPASMOで新規キャンペーン!5,000円以上の定期券を購入、または交通・電子マネー利用された方に、PASMOチャージ1,000円分をキャッシュバック!
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2021年9月30日以降も新幹線経由なら普通回数券が買えそう

ちなみに今回発売が終了されるのは「ICOCAエリアの普通回数乗車券」です。

ということは「ICOCAエリア」でなければ、普通回数券は買えます。

例えば、京都ー大阪の場合は京都ー新大阪を東海道新幹線経由にすれば「ICOCAエリア外」なので購入は可能です。ただ大阪ー神戸は新幹線に該当区間がないため購入できません。

京都ー三ノ宮・元町・神戸を月3〜4回利用するのなら、京都ー新大阪を新幹線経由にした三ノ宮・元町・神戸までの普通回数券を購入したほうが良いでしょう。
11枚で11,000円、1回あたり1,000円となります。

京都ー新大阪は新幹線経由ですが、在来線の乗車も可能です(今のところ)。

ただJR西日本のみどりの窓口は、特殊なきっぷ販売に対して厳しい印象がある(分割きっぷの購入時や発駅外のきっぷを買う際は必ず付帯するきっぷの提示が必要)ので、売ってくれなさそうな気もします。みどりの券売機で新幹線経由の回数券が買えるのかも今後調査してみたいと思います。

大阪近郊区間内の普通回数券は自動で最適な経路を判定して発券されるとのことで
「みどりの券売機」を使った新幹線経由の普通回数券は購入できませんでした。

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今後回数券はどんどんなくなる予感、ICカードはチャージでポイントが付くものにしよう

関西では今回のJR西日本だけでなく、京阪でもいちはやく3月31日ですべての回数券利用を終了しました。

他の関西4私鉄に今の所目立った動きはありませんが、阪急は改札機や券売機をかなりのスピードで更新していて、IC専用の改札機が増えたり、回数券が買える券売機が減ったりしています。

南海も改札機の更新を機にIC専用の改札機が増えてますし、機械の更新はないものの阪神でも既存の改札機をIC専用にするなど、ICへの移行を見据えた動きが出ているように感じます。

今のところ総じて言えるのは、JRの東日本のポイントサービス以外は付与率が異様に低くなってしまっていることです。

今後回数券がなくなる場合は、1月内に11回以上の乗車が必要、割引は11回目以降の1回分を何%か割引というパターンになってくると思うので、それよりも乗車回数が少ない場合は、今のうちにICカードでのチャージがポイントが付くクレジットカードを持っておいたほうが良いかもしれません。

書いた人

1978年4月11日 大阪府高槻市生まれ 兵庫県西宮市在住

「豊かな移動」を突き詰める移動自体を楽しむ人。
鉄道が好きで北海道の出張に寝台列車を使ったほど。最近は飛行機にもハマる。
2019年から複職人に。移動系記事のライターをやってますが、喋ることが好きでイベントの司会も。

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