岡山と高松を瀬戸大橋経由で結ぶ「快速マリンライナー」。
通勤・通学客で混雑するのに加え、私みたいに新幹線で岡山まで出て高松へ向かう出張客や旅行客なども使うので5両編成の列車はいつも混雑しています。
30分に1本の運行なので待てば座れますが、4両ある普通車自由席は関西地方を走る新快速と同じシートの配列。悪くはないのですが、混雑時は結構窮屈です。
また1号車1階の指定席か2階のグリーン席をとれば確実に座れますが、ここもすぐ埋まりますし、何より大きい荷物を持っている時は車内の階段の上り下りが必要なのであまりおすすめできません。
そんな状況下で何回か乗ってみて「ああ、ここいいなぁ…」と思えたのが、ここで紹介するパノラマグリーン席。めっちゃおすすめです。
マリンライナーのパノラマグリーン席とは?
マリンライナーには通常のグリーン席(1号車の2階)もありますが、高松側先頭車の運転席すぐ後に4席だけ用意されているのが「パノラマグリーン席」です。
この席は運転席のすぐ後にあるため、前面展望もできますし、横の窓も大きくとられていて、瀬戸内の海や四国島内ののどかな風景を眺めることができますよ。
マリンライナーパノラマグリーン席のおねだん
パノラマグリーン席は通常の乗車券とは別にグリーン料金がかかります。
1号車2階にあるグリーン席と同額の1,000円。
駅のきっぷうりばやみどりの券売機(指定席券売機)、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」やJR東日本の「えきねっと」でも購入できます。
(※「JR九州ネット予約」では購入できません)
なお「えきねっと」での予約の際は岡山駅では受け取れず、予めJR東日本の駅で受け取る必要がありますので気をつけましょう。
マリンライナーパノラマグリーン席レビュー
実際に何回か乗っているのでその時の写真を交えてレビュー。
▼このいかつい鉄仮面みたいなのが高松側の先頭車となります。
▼この運転席の後ろにある大きな窓の部分がパノラマグリーン席です。
▼1列4席の贅沢空間。
先述したとおり、列車名が別になっていることもあってか、平日のお昼間だと独り占めできたりもします。
乗降用ドアが近く、デッキとは簡易的な仕切りしかないため、防寒用に座席の裏に毛布が用意されています。
▼このように大きい荷物を持っていても背面に充分すぎるスペースがあるので、そこに収めればOK。
混雑する普通車自由席や2階グリーン席、1階普通車指定席と比べるとゆったり感がまるで違います。
▼サイドビューはこのように大きい窓で景色を楽しめます。
▼前面展望はこんな感じ。
岡山駅から町中、山、海の上、島の上、高架橋、のどかな景色を経て高松駅に到着します。
高松駅は線路が行き止まりなこともあって、「終点に着いたー!」感がものすごくあって好きです。
▼帰りのマリンライナーは向きが逆になります。
▼1A席側をとるとコンセントが1つあります。岡山ゆきではその上がテーブルのように使えます。
▼帰りのマリンライナーからはこんな景色も…。たまりません。
J-WESTカード会員なら2024年9月30日までは半額以下で乗れる
このようにパノラマグリーン席、快適で非常に良いです。
ただ岡山ー高松の1時間に+1,000円…。結構しますよね。
ただもっと安く乗ることができます。
ズバリ「J-WESTカード」を持ちましょう!
J-WESTカード会員だけが買える「eきっぷ」と「eチケットレス特急券」。
(厳密には特急券ではないですが…)
これを使えば1,000円のパノラマグリーン席はなんと半額以下の470円(2024年10月1日からはeきっぷは650円、eチケットレス特急券は630円)になります。
eチケットレスなら発券の手間も省けて、車内改札はスマホを見せるだけです。
いくつかの記事でJ-WESTカードをオススメしていますが、ここでもおすすめポイント出ちゃうんですね。
いや本当、西日本エリアの移動が多い人はJ-WESTカード、持っておいて損はないです。
快速マリンライナーを快適に使うならパノラマグリーン一択!
快速マリンライナーのパノラマグリーン車について紹介しました。
- 運転席直後の4席しかない贅沢な空間
- 大きな窓で前面展望・側面(?)展望できる
- 段差がなく、スペースも広いので大きな荷物を持ってても安心
- 1,000円するがJ-WESTカード会員なら470円(2024年10月1日からは最安630円)
普通車自由席に座れなかった時の岡山ー高松の1時間って結構しんどいんですよね…。
でもパノラマグリーン席を使えば、ゆったり快適な移動が可能です。
ぜひ試してみてください!
(荷物が多くない時は2階グリーン席もおすすめですよ)
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