本田直之・四角大輔著「モバイルボヘミアン」出版記念イベントに行って来た

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イベントの様子 BOOK
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2017年4月14日に発売された本田直之さんと四角大輔さんの著書「モバイルボヘミアン」(ライツ社)。

出版記念イベントが2017年4月22日、梅田蔦屋書店の4thラウンジで行われました。

梅田蔦屋書店4thラウンジ

会場はほぼ全て埋まって人気の高さが伺えます。

事前に出版社のライツ社の大塚さんが登壇され注意事項。
ライツ社は明石の出版社だとか!

ライツ社 | 海とタコと本のまち、兵庫県明石市にある出版社
海とタコと本のまち、兵庫県明石市にある出版社です。「write,right,light」=書く力で、まっすぐに、照らす。を合言葉に人の心を照らす本づくりをしています。

明石に出版社あるんですね。
若干そっちのほうに興味が惹かれつつありましたが、本田さんが登壇されイベントスタート。
四角さんはニュージーランドからオンライン登壇です。

イベントの様子

まずはそれぞれのInstagramを見ながら近況報告。
ただWi-Fi回線の状況が悪いのか…

本田さんのInstagramの写真はライカのm9で撮ってるらしい。色が鮮やかでとってもいいとのこと。

「ライカ持ってる人居る?」って聞いてはったけど、手は上がらず。

持てるくらいの生活できてたらここ来てませんって…(苦笑)。

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ここまで来るのに20年かかった。でももっと早めることができる

二人とも明確に目標を持って行動してようやくここまで来たと。

まず2000年から2015年まで1年間のうち何ヶ月をどこで過ごしたか。

1年のうち何ヶ月をどこで過ごすか?

最初でこそ日本がほとんどだったのが、徐々にハワイとのデュアルライフになっていって、現在ではヨーロッパや日本の地方にも行くようになった。ここまで来るのに準備段階からして約20年かかってるとのこと。

また、使うデバイスの割合もこの15年で変わったそうで。

仕事で使うデバイスの割合

2000年はデスクトップ100%だったのが、2005年にはラップトップとの半々になって、2007年のiPhoneの発売に伴い3割がiPhoneになり、デスクトップは使わなくなった。

今やラップトップは念のため持ってくけどほぼ開かず、iPhoneが95%とのこと!
MacBookを使う時は銀行の送金、原稿直す時にWordで変換記録を残したい時くらい。

昔はExcelも使ってたけどほとんど使わなくなったし、パワポもKeynoteにした。
Word、Excel系はGoogleスプレットシートオンリー。有料のアプリも買うことがなくなった。

10年前と今がこれだけ変わってるように、これから10年も劇的に変わる。
音声入力技術の向上でキーボードいらなくなる。Google翻訳、Microsoft Translatorで言葉の壁さえも超えられる。

僕らは20年かかったけど、テクノロジーの進化に伴いそのスピードは早めることができるようになった。

二人とも会社員だったからこそ今の生き方がある

過去10年でテクノロジーが急速に進化したように、働き方も大きく変わっている。大企業に定年まで勤めるという働き方はもはや崩壊している。副業を導入する会社も多い。

これからは時間の切り売りでは厳しい。それこそロボットに取って代わられる。

働き方と収入源

働く場所、働く時間(=会社)から解放されれば複数の収入源を得ることができる。

しかし、それには「プロ個人」であることが必要。
プロ個人であるためにはオリジナリティが要る。

オリジナリティは掛け合わせで生まれる

本田直之の掛け合わせ

四角大輔の掛け合わせ

オリジナリティは掛け合わせで生まれる。
自分の好きなこと、志向したいことだけなら世捨て人、ビジネスにならない。
ビジネスにできる部分があってはじめてビジネスになる。

そして、それを養ったのは会社員の時。
会社員やってなかったら今はなかった。

ベースになるスキルを磨くのは会社員の間。お金もらいながら勉強できる。
だから会社のことに怒ったことない。自分のためにやってて会社のためにやってるわけではないから。

最近よく「好きなことを仕事にしよう」と言われるがそれはまやかし。
好きなこととビジネススキルを掛け合わせることが必要。
そしてこれからはビジネススキルとテクノロジーを掛け合わせることが必要。

誕生秘話

きっかけは2015年6月のApple Store Omotesandoでのイベント。

『旅するように生きる、モバイルボヘミアン』本田直之×四角大輔 @Apple Store Omotesando #Apple0606 | エイ出版社
どうすれば、自由に生きられるのか?仕事に追われ、会社という枠にはめられ、満員電車に揺られ……こんなハズじゃあ……と思っている人は多いのではないだろうか?そんな中、『もっと自由に生きようよ!』と、新しいライフスタイルを指し示してくれている人た...

テクノロジーが急速に進化して、チャンスが増えている。
そんな中、本田さんと四角さんが出会って数年、話をしながらやってきたことをまとめたいと思っていたとのこと。

ちなみに本田さん、四角さん、ライツ社の大塚さん、3人揃ったことは一度もなかったとのこと。
この本の通り、誰も場所に縛られてない。

四角さんのギア一覧がすごかった。

前に読んだ高城剛さんのツール本「LIFE PACKING 2.1」もすごかったけど、それをも上回る感じ。

四角さんは50リットルのバックパック一つあれば、何ヶ月も世界で移動生活ができるらしい…。すご過ぎる…。

そしてその厳選されたギア(200アイテム以上!)は四角さんのホームページに全て載ってる。

四角大輔 愛用の超軽量アイテム全312公開!|Favorite Gear List
(2020/7/28更新!)2018年7月27日発売『バックパッキング登山入門』『バックパッキング登山紀行』発売を記念して、四角大輔のマニアックな〝Favorite Gear List〟をメジャーアップデート!!「軽くてコンパクトであること...

これには本田さんもびっくり。

ちなみに著書によると意外にも本田さんは元々機械には疎かったそうで、新たなツールは四角さんやApple Storeで教えてもらってるとのこと。そんなイメージなかったなぁ。

日々の生活の延長線上にモバイルボヘミアンがある

モバイルボヘミアンを目指そうが目指さまいが、会社の中での生き方はサラリーマンにも役立つ内容だし、特に四角さんの軽量ギアはアラフォーで移動が多くて荷物が重いとキツイ僕にとってもすぐにでも使える。それが知れただけでもとてもよかったです。

さて、自分はどこにいるんだっけか?

僕は7年前に東京の一橋大学で本田直之さんの講演を聞いて静岡で働いていた会社を辞める決心をして、地元に戻ってきた。

あの時があって、そしてこっちへ戻って来てからの経験があって、今僕は旅するように仕事ができている。

旅するように仕事する

会社の中で自分の意見も言えるようになったし、自分のアイデアを形にしてもらったりもした。

今の本業はアンバサダーみたいで楽しいし、その他にも移動のことを記事にしたり、勉強会にしたり、それで少しばかりだが収入ももらえるようになってきている。
本業以外のことでまだ生活できるまでにはなってないけど、7年かかってようやくここまで来た。

あとは収入源の拡大と時間の制約からの解放。
娘が生まれてよりその想いが強くなった。

イベントにはあまり出て来なくて著書の中に出てきた言葉が「ミニマムライフコスト」。
生活に必要な最小限のコストのこと。
これを知っていればこの部分をできるだけ小さくすることで自由度は上がる。

僕が今頑張らないところはここ。
持ちすぎてるものが多いから、それを外して行く作業を進めよう。

これからの働き方を知るためには必読!

この本は「モバイルボヘミアン」ってタイトルですが、自分がどう働きたいかを考える本であって、そのために必要なことが本当に事細かく書かれています。

いろいろ発見はあったんですが、特に「ミニマムライフコスト」の部分は「そういう考え方もあるのか!」と目から鱗のことが多かったので、ぜひ読んで確かめて、そして実践してみてください。僕も頑張ります!

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