2019年10月に実施された消費税率引き上げによる運賃改定には順次対応しています。対応済みの場合は記事の冒頭に記載しています。

新快速の混雑を回避!金曜夕方の有料座席車「Aシート」姫路→三ノ宮乗車レポ

Aシート車両日々の移動
この記事は約5分で読めます。
増税後の運賃を記載しています。

仕事で姫路に行った帰り、乗り換える予定の新快速がたまたま有料座席車「Aシート」付きだったので三ノ宮まで乗車しました。

500円でゆったり座れる「Aシート」をかんたんにレポートします。

新快速「Aシート」とは?

京阪神を貫いて東は滋賀県の米原、北は福井県の敦賀、西は兵庫県の播州赤穂までを走るJR西日本の「新快速」。

特急料金が要らないのに特急並みのクロスシート、そして特急並みのスピードで各地を結ぶため大人気です。

関西最長の12両編成ですが、終日混雑しています。

京都駅の新快速待ちの行列

2019年3月から朝と夕方の上下1本ずつ計4本の列車で、12両あるうちの1両(9号車)を有料座席車にしています。それが「Aシート」です。

有料座席サービス 新快速「Aシート」
サービスの概要や車両、運転時刻などのご案内。

まだ試験的な運用のようで、乗車客にはアンケートが配られていました。

姫路18時10分発は始発ながら窓側席はほぼ埋まる

Aシート新快速案内表示
私が乗ったのは姫路駅18時10分発の野洲行き。

「Aシート」の座席数は46席なのですが、椅子の横に窓がない1列を除きすべての窓際席が埋まり、乗車率は50%弱。なかなかの人気ぶりです。

その窓がない席(12列あるうちの6列目)を境目に、2名の乗務員が前方と後方で手分けして座席指定券の発券をしていきます。

Aシートチケット販売中

支払い方法は現金と交通系ICカード。
ICカードは発券端末に挿入するタイプなのでモバイルSuicaは使えません。

私はSMART ICOCAで支払いました。

乗車している間、もらった乗車整理券は前席の枕カバーにあるチケットホルダーに入れておきます。

チケットホルダー

座席は在来線特急並みだが全席コンセント付きでWi-Fiも完備

Aシート座席

座席は在来線特急とほぼ同等ですが、各席の肘掛け部分にはコンセントが付いています。

肘掛けのコンセント

さらにWi-Fiも完備。

「JR-WEST Free Wi-Fi」と「Wi2」のWi-Fiも飛んでいましたが、接続が安定しない上に速度も遅く、正直使い物になりませんでした。これは改善してほしいところ。

とはいえ、座席テーブルがあるのでパソコンを置いて作業するのにはもってこいです。

Aシートテーブル

もっともこの日の車内は金曜日の夕方ということもあってか、発券後「プシュッ」という音がそこかしこから聞こえていました。

テーブルの上のビール
※写真はイメージです

仕事で疲れた体をAシートに委ねるのにもいいですね。
姫路始発ですが加古川や明石など、割と短距離の利用者も居たのが驚きでした。

網棚に加え荷物置き場も完備

車内には網棚に加え、荷物置き場があります。

荷物置き場

下の図で右上、片側だけ2席分座席がないところがありますが、そこが荷物置き場です。

Aシート車両車内案内図
出典:有料座席サービス 新快速「Aシート」:JRおでかけネット

網棚もそのままありますが、大きくて持ち上げられない荷物は荷物置き場に置くのがいいでしょう。

荷物置き場が設置されたことにより、11C席の野洲行きはテーブルがありません。
(水曜どうでしょう「サイコロ6」よさこい号の大泉洋状態になります・笑)

三ノ宮での降車時には立ち客も多数

姫路から40分ほどで三ノ宮に到着しました。

降車客よりも乗車客のほうが多く、座席は8割方埋まる感じ。
座席部分通路での立ち利用は禁止されているため、ドア付近の立ち客がだいぶ増えた状態で三ノ宮を出発していきました。

Aシート車両

「Aシート」に乗って感じたメリット・デメリット・特徴的なところ

飛び乗れる

今回の「Aシート」に乗れるとわかったのは10分前くらいで、このタイミングだとネット予約に間に合わない場合があるんですね(予約は発車時刻の6分前まで・チケットレスの場合は2分前まで)。

着席してから支払うシステムなのでとっさに乗ることができますし、たとえ乗り継ぎがうまく行かなかったとしても損をしません。

ただ乗った時に満席だった場合は座れません。

事前予約なら席を押さえておけば確実に座れるので、事前予約もできつつ、飛び乗っても対応できるシステムにしてもらえるとうれしいですね。

1乗車500円

姫路から加古川だろうが、野洲まで乗ろうが1乗車500円。わかりやすくていいですね。
長距離は750円とかでもいいような気もします。

Wi-Fiが不安定で遅い

「JR-WEST Free Wi-Fi」と「Wi2」のアクセスポイントがありましたが、すぐモバイルデータ通信に切り替わってしまったり、繋がっても通信速度が遅く、使い物になりませんでした。

デッキ部分は立ち利用可

乗降ドアのあるデッキ部分と客席部分は透明のパーテーションで区切られていますが、デッキ部分はAシート料金を支払わなくても立ち利用が可能です。

混雑する新快速のことを考えての措置だと思いますが、これは良し悪し。

今のシステムだと空き待ち用としてデッキ部分を使うことができるので、その点はメリットではあるものの、パーテーションの向こうだとしてもやはり立ち客が居るのは落ち着きません。

できれば「Aシート」乗客専用にしてほしいところ。

乗務員2名乗車

ぜいたくな配置だなぁと思いますが、乗降ドアが2ヶ所ある以上最低限の配置になりますね。

京阪のプレミアムカーは乗降ドアを1つにした上でアテンダント1名にしていて、Aシートに乗って初めて「ああうまくやらはったな」と思いました。

車内販売はなし

車内販売はありませんが、トイレも付いているのであるといいですね。
ドリンクやアルコール類、おつまみなど東京圏の普通列車のグリーン車みたいな商品の販売でいいんじゃないでしょうか。

もしくは新快速停車駅のAシート乗車位置近くに売店を配置するのもいいかもしれません。

9号車という連結位置

これも苦心の跡が伺えます。

「トイレが付いている」「8号車と9号車の間の通り抜けができないので車両を通過する乗客が少ない」などのメリットはありますが、車両の位置が端のほうなので、駅によってはホームをだいぶ歩かないとたどり着けません。

すべての列車に連結してほしいほど快適

初めて「Aシート」に乗りましたが、いつもの新快速が嘘のように快適でした。
いや、いつもの新快速も転換クロスシートで快適ではあるのですが、人の流動が激しくせわしい。それがない「Aシート」は本当に快適でしたよ。

同じ500円ほどかかる有料座席車としては京阪特急のプレミアムカーがありますが、正直比べ物になりません。京阪のほうが断然いいです。

しかし京阪神とその周辺を最速で結び、日々混雑する新快速という環境を考えると、着席ができてコンセントとテーブルがあり、長距離移動もできるなら500円は安いのではないでしょうか?

早期に全列車に連結して日常的に使えるようになってほしいなと思いました。

書いた人
山﨑 謙

1978年4月11日 大阪・高槻生まれ 西宮市在住

某社スマートフォンのフィールドトレーナーとして関西を中心に7年間全国で活動。鉄道が好きで北海道の出張に寝台列車を使うほど。
2019年に独立。移動で得た知識を活用して現在は移動系記事のライターをしています。
喋ることが好きでイベントの司会も。

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