京阪沿線に加え、京阪沿線と茨木・高槻とを結ぶエリアが主なエリアの京阪バス。
私は阪神沿線在住なので、ちょっとしか乗りませんが、始発バス停では行先表示器に発車時刻を表示させたり(高槻市営バスでも実施)、
鉄道駅最寄りの停留所ではバス車内に列車の発車時刻を表示させたり(阪急バスでも実施)と
なかなかいいサービスをしてくれているバス会社です。
そんな京阪バスがグループ会社の京阪京都交通(京都市西部から亀岡市、南丹市がエリア)、京都京阪バス(京都市伏見区、宇治市、城陽市などがエリア)、江若交通(滋賀県大津市、守山市、高島市などがエリア)とともに2017年4月からICカードでのポイントサービスを始めましたが、これがなかなかナイスなサービス。
たまにしか乗らない私でも「登録しないと損だ!」と思って速攻で登録しました。その理由をご紹介します。
1.乗車金額の10%のポイントが貯まり、貯まったポイントが乗車金額を超えれば自動で割引
例えば230円区間を乗車すれば23ポイントが貯まり、10回乗車すれば230ポイントになるので、次回乗車時はポイント分だけで乗車ができ、11枚つづりの回数券と同様のサービスを受けられます。まぁここまでは普通の回数券と一緒ですね。
2.有効期限が最終使用日より1年間
実はPiTaPaでも割引がありますが、前の阪急バス・阪神バスのhanicaの記事でもご紹介した通り、PiTaPaの割引対象期間は月初から月末まで。

なので、PiTaPaでは月に1,000円も乗らない人には何の恩恵もありません。
ところが、このポイントサービスは最終利用日から1年間ポイントが有効なので、たまにしか乗らない人でも最低年に1回乗れば恩恵に預れます。
3.バス会社専用のICカードを作らなくていい
関西の他のバス会社ではチャージした金額の10%がプレミアとして付与されることで同等のサービスを実現していますが、そのサービスを受けるには阪急バス・阪神バスはhanica、神姫バスはNicoPa、南海バスはなっち、奈良交通はCI-CAなど、そのバス会社専用のカードを新たに用意しなければなりません。
このサービスが画期的なのは、ICOCAで回数券並みの割引サービスを実現したことです。
ICカードってかさばるんですよね…。普段使っているカードでそこにバスの割引サービスを載せられればそっちのほうがいいに決まっています。そういう点で京阪バスのポイントサービスは利用者目線に立ったサービスと言えます。
実際に使ってみた
まずはICOCAを登録します。
1.京阪バスホームページ(PC版:スマホ版は右上にPC版のリンクがあります)からポイントサービスのページへ
2.「会員登録はこちらから」に進む
3.利用規約に同意して登録画面へ
4.名前(姓名カタカナ)、カード番号(ICカード裏面右下にあるJWから始まる15桁の番号)、生年月日、電話番号、ログインID、パスワードを入力
5.入力して確認へ進む
6.確認画面の後、登録完了です!
あとは登録したICOCAを京阪バスで使うだけです。
乗る時と降りる時にタッチします。
降りる時に運賃箱にポイントが表示されます。
290円なので29ポイントが付与されています。
デメリットは
Webで登録ができるのですが、ポイントの残高をWebで見るためには、営業所や窓口で本人確認書類を見せなければなりません。
ならば初めから営業所や窓口で登録したほうが手間がかかりません。できればWebだけで完結できるようにして欲しいですね。。
もう一つは、使うカードと使用頻度の増減に応じて損得が変わってしまうこと。
京阪バスではPiTaPaでも割引サービスが行われていますが、月初から月末まで利用が多ければ多いほど割引率がアップするため、10%のポイント付与しかないポイントサービスは使用頻度に応じて損になってしまう可能性があります。
毎月一定回数乗るならいいのですが、私みたいに不定期に乗る場合だと後から「PiTaPaで乗っといたほうが安かったなぁ…」ということにもなりえます。
この二つだけがデメリットですね。どっちで乗っても損にならないシステムだといいんですけどねぇ…。
ですが、それ差っ引いてもいいサービスだと思います。
月1,000円以上乗るならPiTaPaで、それ以下ならICOCAで乗りましょう!
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