北陸新幹線ができたら大阪ー東京をただ往復するんじゃもったいないよ!という話

北陸新幹線ができたら大阪ー東京をただ往復するんじゃもったいないよ!という話

※3/18ご指摘により加筆修正しました。
初稿時きっぷの購入方法に誤記があったことをお詫びします。
訂正内容に関してはこちらをご覧ください。

2015年3月14日、いよいよ北陸新幹線が開通します。
私関西在住なもので、北陸新幹線ができたところで、今までで最高の列車やと思っていたトワイライトエクスプレスはなくなっちゃうし、

今までサンダーバード一本で行けてた富山行くのに金沢で新幹線に乗り換えしなくちゃいけなくなるし、

金沢から先の在来線は別会社になっちゃうし、いいことないなーと思っていたのですが、それらを覆すくらいのいいことを発見しました。

「大阪ー東京の往復料金で金沢に寄れる!」

は?ですよね?
ではそのロジックをご説明しましょう。

手順1.乗車券を大阪ー金沢ー東京ー山科と山科ー大阪で買う。

JRの乗車券は距離が長くなるほど、キロあたりの単価が安くなります。

運賃表 また101kmオーバーなら途中下車(発着駅の大都市周辺駅を除く)もできますし、距離が伸びるほど有効期間も長くなります。

ちなみに大阪ー東京間を東海道新幹線で単純往復した際の料金は乗車券が8,750円、指定席特急券が5,700円、計14,450円の倍で28,900円。

今回は大阪ー東京を往復ではなく金沢を含んだぐるっと一周する片道きっぷにすることで、これを安くしちゃおうというわけです。

2015-02-25 22.54.23 本来なら1枚のきっぷにしたいところですが、山科ー大阪が重複してしまうため、2枚のきっぷに分けます。

(※東海道新幹線に山科駅はありませんが、この区間の東海道新幹線は東海道線と同一線とみなされるため重複となります。
またきっぷが山科で分かれますが区間が連続している乗車券なので新幹線にも乗車可能です。)

まず大阪ー金沢ー東京ー山科が14,150円、
重複となる山科ー大阪が840円

(さらに京都で分けることで750円に、回数券適用ならさらに安価に。昼間特割きっぷは限られた時間に在来線のみ乗車可能なため新幹線では利用不可)

なので、計14,990円(14,900円)。

この時点で純粋な大阪ー東京の往復乗車券分の17,500円よりも2,500円も安いわけです。

きっぷは2枚に分かれるものの買う時に一緒に発券してもらえば有効期間が継続する連続乗車券というものになります。

(一番お得になる山科ー大阪を京都できっぷを分ける場合は大阪ー金沢ー東京ー山科と山科ー京都の連続乗車券を買い、京都ー大阪のきっぷを別で用意しましょう。)

手順2.北陸新幹線とサンダーバードの特急券を一緒に買う。

今までもあった制度ですが、新幹線と在来線特急を指定駅で乗り継ぐと在来線特急料金が半額になる乗り継ぎ割引制度があります。

新しく開業する北陸新幹線の金沢駅を発着する在来線特急にも乗り継ぎ割引が新たに適用され、新幹線からは同一日の在来線特急に乗り継ぐ際、在来線特急からなら同一日かその翌日の新幹線に乗り継ぐ際に、在来線の特急料金が半額になります。

ここではまず新幹線から計算。
金沢ー東京の新幹線指定席特急券が6,780円、
大阪ー金沢の在来線指定席特急券は通常2,900円ですが、乗り継ぎ割引で半額になり1,450円、計8,230円となります。

先程の手順1の大阪からぐるっと回って大阪に着く乗車券14,990円に手順2の大阪ー金沢ー東京の特急券が8,230円、

そして東京ー新大阪の新幹線特急券が5,700円(東京駅は元々乗り継ぎ割引なし)、すべて足すと28,920円。

表にまとめるとこうなります。
大阪⇔東京(往復) 大阪→金沢→東京→大阪
乗車券
(内訳)
¥17,500
¥8,750×2
¥14,990
大阪ー金沢ー東京ー山科¥14,150
山科ー大阪¥840
特急券
(内訳)
¥11,400
¥5,700×2
¥13,930
大阪ー金沢¥1,450
金沢ー東京¥6,780
東京ー新大阪¥5,700
合計 ¥28,900 ¥28,920
大阪ー東京間を東海道新幹線で単純往復した際の料金が28,900円なので、金沢に寄っても差額なんとわずか20円!!

もちろん101kmオーバーの乗車券なので金沢駅でも東京駅でも途中下車が可能です。
(サンダーバード、北陸新幹線はJR西日本のe5489で買えるeきっぷ〔ただしJ-WESTカード会員専用で乗り継ぎは当日限り〕、東海道新幹線はエクスプレス予約のe特急券〔エクスプレス予約会員専用〕を組み合わせれば、さらに安くなります。)

朝10時ごろに大阪を出て、13時くらいに金沢に着いて、18時くらいに金沢を出て、東京に20時30分着とかできちゃうわけですよ。

しかも大阪からサンダーバードに先に乗るなら、金沢で乗り継ぐ新幹線は翌日でもOK!(先述した通りeきっぷでの乗り継ぎは当日限り)

なので、金沢に1泊できちゃう。素晴らしい!

もしその後東京に数泊しなきゃいけない場合でも、今回の経路なら乗車券の有効期間は9日間(2枚の乗車券の有効期間を合算)。よっぽどの長期滞在じゃない限り大丈夫です。

逆回りの場合の乗車券の買い方は?

逆回りとなる大阪ー東京ー金沢ー大阪の場合、乗車券は
大阪ー東京ー金沢ー山科(¥14,150)と山科ー大阪(¥840)で買いましょう。

注意点

ただ注意点もあります。
まずこれは乗り継き割引対象駅の金沢駅だからできること。残念ながら富山駅では不可能です。

(富山駅でも途中下車はできますが、新幹線の特急料金が富山駅で打ち切りになり、富山駅から乗る特急料金が別にかかってしまうので、金沢駅での途中下車よりも高くなってしまいます。
富山駅で途中下車する場合、指定席では1,830円余分にかかります。福井駅など他の駅でも同様に途中下車した駅からの特急料金が別途必要です。)

また、大阪ー東京ー金沢ー山科と山科ー大阪という行程の乗車券を使っていて東京に着いた時点で急遽新幹線で大阪に帰らなきゃいけなくなった場合は、使用開始後の乗車券変更となるので、手続きが煩雑です。

今回の場合は未使用区間が101kmを超えるので差額は払い戻されますが、場合によって差額が払い戻されない可能性もあるので、できれば変更する可能性のない時間的余裕がある時にどうぞ。

北陸新幹線、せっかくできるし乗ってみたいなぁと思ってるあなた。ぜひこの方法を活用してみてください。

※JRの特急券には通常期、閑散期、繁忙期と3つの料金があり、この記事では通常期の金額で記載しています。

※この記事に記載の運賃・料金は2015年2月18日現在、JR東海EX-IC運賃ナビ、JR西日本JRおでかけネット内のきっぷのルール、また予約サービスe5489で検索した情報を元に記載しています。

細心の注意を払って記載していますが、この記事を参考にし、何らかの不利益を被った場合でもその責は負い兼ねますので予めご了承ください。

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